デジタル大辞泉 「帰り出づ」の意味・読み・例文・類語 かえり‐い・ず〔かへりいづ〕【帰り▽出づ】 [動ダ下二]1 もといた所にもどって姿を見せる。「内侍のもとに―・でて」〈竹取〉2 もといた所へかえるために、ある所を出る。「皆その急ぐべきものどもなど取り具しつつ―・で侍りにし」〈源・蜻蛉〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「帰り出づ」の意味・読み・例文・類語 かえり‐い・ずかへりいづ【帰出】 〘 自動詞 ダ下二段活用 〙① ある所から帰って、他の所に出る。もと居た所にもどって来て姿を現わす。[初出の実例]「時に彦火火出見尊、彼の瓊(に)と鉤(ち)とを受(う)けて、本つ宮に帰来(カヘリイテ)ます」(出典:日本書紀(720)神代下(水戸本訓))② もといた場所へもどるために、ある所から出る。[初出の実例]「内に参りて、唯今かへりいで侍りなん」(出典:落窪物語(10C後)二) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例