帰来(読み)キライ

デジタル大辞泉 「帰来」の意味・読み・例文・類語

き‐らい【帰来】

[名](スル)帰って来ること。副詞的にも用いる。「帰来大いに活躍している」
「一時散じた生徒も次第に―して」〈福沢福翁自伝

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精選版 日本国語大辞典 「帰来」の意味・読み・例文・類語

き‐らい【帰来】

  1. 〘 名詞 〙 たちもどること。帰ってくること。
    1. [初出の実例]「直入雲中。衆人相驚。三日之後。廻轡帰来」(出典聖徳太子伝暦(917頃か)上)
    2. 「一時散じた生徒も次第に帰来して」(出典:福翁自伝(1899)〈福沢諭吉〉王政維新)
    3. [その他の文献]〔戦国策‐斉策・閔王下〕

かえり‐・くかへり‥【帰来】

  1. 〘 自動詞 カ行変 〙 帰ってくる。もどってくる。
    1. [初出の実例]「可敝里伎(カヘリキ)て見むと思ひしわが屋外(やど)の秋萩薄(すすき)散りにけむかも」(出典:万葉集(8C後)一五・三六八一)

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普及版 字通 「帰来」の読み・字形・画数・意味

【帰来】きらい

帰ってくる。帰ってこい。〔漢書、武五子、戻太子拠伝〕上(しやう)(武帝)、太子の無辜(むこ)(無実)なるをれみ、~歸來思の臺を湖に爲(つく)る。

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