帰納的(読み)キノウテキ

精選版 日本国語大辞典 「帰納的」の意味・読み・例文・類語

きのう‐てきキナフ‥【帰納的】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用 〙 個々の特殊な事実から一般的な原理法則を導く方法によるさま。⇔演繹(えんえき)的
    1. [初出の実例]「逍遙子おもへらく、批評は著作の本旨の所在を発揮することをもて専とすべし。帰納的なるべし。没理想的なるべし」(出典:柵草紙の山房論文(1891‐92)〈森鴎外〉逍遙子の諸評語)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android