常つ国(読み)トコツクニ

デジタル大辞泉 「常つ国」の意味・読み・例文・類語

とこ‐つ‐くに【常つ国】

《「つ」は「の」の意の格助詞》「常世とこよの国」に同じ。
「やまひしあつしれて、―に至る」〈雄略紀〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「常つ国」の意味・読み・例文・類語

とこつ【常つ】 国(くに)

死者が行くという永久世界常世(とこよ)の国。
書紀(720)雄略二三年八月(前田本訓)「謂(おも)ざりき(やまひ)し彌留(あつし)れて大漸(トコツクニ)に至るといふことを」

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