常光円満寺(読み)じようこうえんまんじ

日本歴史地名大系 「常光円満寺」の解説

常光円満寺
じようこうえんまんじ

[現在地名]吹田市元町

高野山真言宗、山号慧日山、本尊聖観音。文治二年(一一八六)三月一八日朝鑑が撰したと伝える寺蔵の縁起によれば、天平七年(七三五)行基の開創、七堂伽藍が備わり一三の坊舎を有し、海浜にあることから浜の堂はまのどうとよばれた。のち本尊がつねに光を放つことから常光寺と改め、治承二年(一一七八)吉志部きしべ村の円満寺が破壊されたことにより、その仏像を移し現寺号を名乗るという。寺蔵文書に応安二年(一三六九)三月六日の足利義満寄進状があり、義満は吹田西庄内散在名の南垣内を常光寺に寄進している。また至徳二年(一三八五)六月一日の細川業氏寄進状があり、吹田西庄散在分三本松の一反二〇歩が寄進されているが、宛先石浦いそら神宮寺となっている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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