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泉殿 イズミドノ

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デジタル大辞泉の解説

いずみ‐どの〔いづみ‐〕【泉殿】

平安・鎌倉時代の寝殿造りで、泉のある邸宅。泉亭。
寝殿造りの南庭の泉水に突き出した、納涼・観月のための小建物。泉廊。泉の屋。 夏》

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大辞林 第三版の解説

いずみどの【泉殿】

平安・鎌倉時代、泉がわき出るところに建てた邸宅。
邸宅内の泉水のほとりなどに建てられた小建築の称。 [季] 夏。 《 御簾垂れて人ありやなし- /柳沢白川 》

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

泉殿
いずみどの

平安・鎌倉時代に京都で有名な泉を邸内に取り入れてつくられた貴族の住宅の別称。白川泉殿、六波羅(ろくはら)泉殿などが著名である。京都では地下水の伏流を求めて作庭したため、遣水(やりみず)を引き入れるよりも地下水が湧(わ)き出る場所が貴重視され、庭を構えた寝殿造の住宅の造営にあたって、重要な条件となっていた。こうしたことから湧泉(ゆうせん)のある邸宅が好まれ、湧泉を利用して池が掘られた。このような池泉に臨んで建てられた納涼や遊興の小亭も泉殿の名でよばれている。なお、寝殿造の住宅で、左右の中門廊の先端の池に臨んだ建物をそれぞれ泉殿、釣殿(つりどの)とする説が古書にみえるが、誤りである。[工藤圭章]

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世界大百科事典内の泉殿の言及

【住居】より

… 貴族の住いである寝殿造は,所有者の地位や財力によって建築の規模も棟数も大きく違ってくるが,共通して見られる特徴を要約すれば次のようになる。(a)主人の居所である寝殿,家族の居所である対屋(たいのや)や庭園観賞のための釣殿(つりどの),泉殿(いずみどの),内向の施設である蔵人所(くろうどどころ),侍所(さむらいどころ),随身所(ずいじんどころ),車宿(くるまやどり),台盤所(だいはんどころ)など,独立した建築群から成り立っている。(b)それぞれの建物は廊または渡殿(わたどの)でつながれる。…

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