常安村(読み)つねやすむら

日本歴史地名大系 「常安村」の解説

常安村
つねやすむら

[現在地名]池田町常安

足羽あすわ川の上流河内こうち川の扇状地にできた山麓台地にある。村名は永正一六年(一五一九)八月二日付某安堵状(上島家文書)に「恒安・月ケ瀬村中へ」とみえる。慶長一一年(一六〇六)頃の越前国絵図には高二一七・九四二石とあり、正保郷帳によれば田方一五二石余・畠方六五石余。享保六年(一七二一)の池田郷中村々明細帳の写(片山家蔵)によれば反別一五町一反余(うち三二石余は越石)、家数五一(本百姓二八・水呑二三)、人数二二五(男一一一・女一一四)、牛九とあり、小物成には夫米・山手米・三杷木役・室役・糠代・藁代があった。また同帳には「参剥山一ケ所是ハ土合皿尾村奥荒地谷月ケ瀬持山之内宝永三年子年買山ニ仕山手米五合つつ月ケ瀬村遣申候」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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