常行村(読み)つねゆきむら

日本歴史地名大系 「常行村」の解説

常行村
つねゆきむら

[現在地名]大分市常行

大野川と乙津おとづ川に挟まれた輪中地域の西側乙津川沿いに位置し、東は関門せきかど村。年未詳正月八日の親郷知行預ケ状および同日の朝統打渡状(徳丸文書)に「高田庄成松十弐貫、福董地頭分五貫、名分三貫余」「高田庄内成松十二貫分、ふくとうちとう分五貫、名分三貫」とみえる。「福董」は当村の字福道ふくみち周辺と考えられる。知行を宛行った親郷については大友一族と思われるが、特定の人物に比定する確証がない。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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