常観寺(読み)じようかんじ

日本歴史地名大系 「常観寺」の解説

常観寺
じようかんじ

[現在地名]江南市小折

桜雲山と号し、曹洞宗。本尊釈迦牟尼仏。境内一千二一坪。寺伝によれば、応永一三年(一四〇六)創建。永禄元年(一五五八)僧太広、「尾張志」では大庵が再建し中興開山となった。当寺控の大日だいにち(現大日寺)は大永七年(一五二七)の創建(徇行記)。「府志」によると昔、当寺の地蔵菩薩像が盗まれ、讃岐国へ持去られ、銅器に鋳直されそうになった時、霊験が現れたため当寺に送り返したという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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