幌似村(読み)ほろにむら

日本歴史地名大系 「幌似村」の解説

幌似村
ほろにむら

[現在地名]岩内いわない郡共和町幌似・南幌似みなみほろに

明治一五年(一八八二)から同三九年まで存続した岩内郡内の村。前田まえだ村を挟んで老古美おいこみ村の東方にある。玉虫「入北記」にみえるボロエサンシリフカ川は当地近くを流れるシリフカ川(堀株川)と考えられ、一八五七年(安政四年)の御手作場が設置されてから開墾が始まり、閏五月当時雇百姓一一人ほどが稼ぎ、畠地二町、田地二、三畝ほどが開かれていた(同年同月一九日条)。明治一五年頃から入植者が増え、同年二月同郡御鉾内おむない町より分立して成立。同一九年の戸籍在籍は一九戸・一〇三人であった(共和町史)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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