干涸びる(読み)ヒカラビル

デジタル大辞泉 「干涸びる」の意味・読み・例文・類語

ひ‐から・びる【干×涸びる/×涸びる】

[動バ上一][文]ひから・ぶ[バ上二]
水分がすっかりなくなる。かさかさに乾ききる。「―・びたミカンの皮」
潤い・張り・生気がなくなる。「―・びた頭脳」
[類語]乾く乾燥干上がるかれる枯渇

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精選版 日本国語大辞典 「干涸びる」の意味・読み・例文・類語

ひ‐から・びる【干涸・乾涸】

  1. 〘 自動詞 バ上一 〙
    [ 文語形 ]ひから・ぶ 〘 自動詞 バ上二段活用 〙
  2. 水分がすっかり失われる。乾燥してかさかさになる。かわききる。
    1. [初出の実例]「鳩備菜なんどはよくからすえてをいて、なくうそなくうそと云て、其間にひからひて」(出典:百丈清規抄(1462)一)
  3. ( 比喩的に用いて ) 張りやうるおいがなくなる。たくわえや内容が乏しくなる。
    1. [初出の実例]「日よりにて湊女郎の日からびる」(出典:雑俳・辻談義(1703))

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