化学辞典 第2版 「干渉性散乱」の解説
干渉性散乱
カンショウセイサンラン
coherent scattering
光やX線などの電磁波や,電子線や中性子線などが物質により散乱されるとき,物質との間でエネルギーの授受がないときは,散乱波と入射波は波長が等しく,かつ,位相も一定の関係があるので互いに干渉する.このような散乱を干渉性散乱という.これに対し,エネルギーの授受があるような散乱は波長の変化を伴い,干渉性がないので,非干渉性散乱という.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報