平山町(読み)ひらやままち

日本歴史地名大系 「平山町」の解説

平山町
ひらやままち

[現在地名]三木府内町ふないちよう上の丸町うえのまるちよう本町ほんまち一丁目

滑原なめら町の東に位置し、美嚢みの川を挟んで北は加佐かさ町。三木町の町方町の一町で、かみ五ヵ町に属する。慶長国絵図に町名みえる。江戸時代前期に当町に隣接する年貢地が、新たに地方町の平山町として分離した(延享二年「町方地方差別之訳言上書控」三木市有文書)。文化元年(一八〇四)の三木町家別人数並諸商売書上写(同文書)によれば家数六三・人数二九〇。弘化二年(一八四五)の家数取調帳(同文書)では家数六七、うち六軒が地方町の平山町にあった。文政六年(一八二三)なか町に切手会所が開設され、当町の福田屋八郎兵衛ら三人が切手方引請支配を命ぜられた(同一三年「三木切手会所諸事控」黒田家文書)


平山町
ひらやままち

[現在地名]三木市府内町ふないちよう上の丸町うえのまるちよう

三木町の地方町の一町で、町方町の平山町の東西に散在する。江戸時代前期には長屋ながや町などを含め三木町東部の年貢地を三木平山と称することがあった。正保郷帳に三木平山とあり、高は田方二六五石余・畑方三五三石余。延宝年間(一六七三―八一)に地方町の編成替えが行われ、町方町の平山町方面の年貢地が地方町の平山町とされた(延享二年「町方地方差別之訳言上書控」三木市有文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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