平岡初枝(読み)ヒラオカ ハツエ

20世紀日本人名事典 「平岡初枝」の解説

平岡 初枝
ヒラオカ ハツエ

大正・昭和期の婦人運動家 無産婦人同盟大阪支部書記長;全国白鳩会副会長。



生年
明治24(1891)年

没年
昭和53(1978)年

出生地
富山県上新川郡広田村

学歴〔年〕
富山県立女学校〔明治42年〕卒

経歴
神職家の家に生まれる。21年間の小学教師を経て、昭和5年大阪に出る。この間、結婚し一女をもうけるが離婚。婦女会の専従活動家となり、全関西婦人連合会で活動を始める。第6回全日本婦選大会には社会大衆婦人同盟代表として参加。また5年無産婦人同盟大阪支部の創立に参加し書記長となる。その後病気になり、生長の家の教えにふれて思想的に大転換する。戦後は平和建設婦人同盟を富山市に設立。のち婦人有権者同盟を結成し、婦人の地位向上に尽力した。30年から7年間生長の家本部講師、全国白鳩会副会長として全国を遊説した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「平岡初枝」の解説

平岡初枝 ひらおか-はつえ

1891-1978 大正-昭和時代の婦人運動家。
明治24年10月4日生まれ。42年富山県の小学校教員となり,婦人会指導。大正の末,全関西婦人連合会に県代表として参加。昭和5年無産婦人同盟大阪支部の創立とともに書記長。21年富山市で平和建設婦人同盟を結成した。昭和53年11月29日死去。87歳。富山県出身。富山高女卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

戒厳令

一般的には指定地域で、国の統治権の全部または一部を軍に移行し、市民の権利や自由を保障する法律の一部効力停止を宣告する命令。戦争や紛争、災害などで国の秩序や治安が極度に悪化した非常事態に発令され、日本...

戒厳令の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android