平泳ぎ避難(読み)ひらおよぎひなん

知恵蔵mini 「平泳ぎ避難」の解説

平泳ぎ避難

火災やその他の災害の際、混雑した場所から安全に早く脱出するため、避難者が歩きながら水泳平泳ぎのような手の動きをすることで互い間隔を確保し、混雑を和らげる避難方法。「1平方メートルの空間に人が1.8人以上入ると混雑する」という渋滞学の理論に基づき、建物出入り口など狭くなる部分での渋滞や停滞、危険な接触を回避するために考案された。2017年12月16日、三重県鈴鹿市の市文化会館では、コンサート最中に大地震が発生したとの想定で「避難訓練コンサート」が開かれ、市民ら約300人が同方法を活用して避難を試みた。

(2017-12-20)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

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