平浦・比良湊(読み)ひらのうら・ひらみなと

日本歴史地名大系 「平浦・比良湊」の解説

平浦・比良湊
ひらのうら・ひらみなと

現志賀町付近の湖岸は、古代には平浦の名で知られ、湊は比良湊と称される。「日本書紀」斉明天皇五年(六五九)三月三日条に「天皇、近江の平浦に幸す」とあり、「藤氏家伝」が引用する天智天皇の詔に「我先帝陛下平生之日、遊覧淡海及平浦宮処、猶如昔日焉」とみえる。また「万葉集」巻一に載る額田王の「秋の野のみ草刈り葺き宿れりし宇治のみやこの仮廬し思ほゆ」は左註によると、一書に大化四年(六四八)の「比良宮」行幸の際の孝徳天皇(あるいは皇極天皇)の作歌と注される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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