平西貝塚(読み)ぴにしいかいづか

日本歴史地名大系 「平西貝塚」の解説

平西貝塚
ぴにしいかいづか

[現在地名]竹富町古見

後良しーら川河口沖合、古見こみ集落北東約五〇〇メートルの海上に位置する平西ぴにしい(無人島)にある。島には干潮時には歩いて渡れる。一五―一六世紀頃のグスク時代の集落遺跡で、周囲約六〇〇メートルの島全域に及ぶ。県指定史跡。遺物は島の西側と南側に多いが、周辺海岸にも散布している。後良川河口右岸には同時期の古見赤石崎こみあかいしざき遺跡があり、当遺跡とは海を隔てて向合うかたちとなる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android