平間長雅(読み)ひらま・ちょうが

朝日日本歴史人物事典 「平間長雅」の解説

平間長雅

没年:宝永7.7.29(1710.8.23)
生年:寛永13(1636)
江戸前期の歌人。名は良淳。風観斎,耻山軒と号す。法号精剛院六喩居士元夢。父貞方は江戸住の浪人。京に出て鷹司房輔の引きで宮廷歌人と交わりを持つに至る。日野弘資の指導を受けるが,主たる師は望月長孝で,師事は30年にもおよんだ。ただし長孝の没後すぐに師から受けた伝授門人に伝えるなど,その人柄を疑問視する声があった。秘伝書を門人に伝えることおびただしかったが,独自の著述は乏しい。家集『風観斎長雅家集』。<参考文献>日下幸男「平間長雅年譜稿」(『高野山大学国語国文』9~11合併号)

(久保田啓一)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「平間長雅」の解説

平間長雅 ひらま-ちょうが

1636-1710 江戸時代前期-中期の歌人,国学者
寛永13年生まれ。江戸の人。京都にでて望月長孝にまなぶ。長孝没後はその二条家流歌学の秘伝書を継承した。門人有賀長伯(あるが-ちょうはく)の精選した「風観窓長雅家集」がある。宝永7年7月27日死去。75歳。名は良淳。号は風観窓(斎)。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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