平面化(読み)へいめんか

精選版 日本国語大辞典 「平面化」の意味・読み・例文・類語

へいめん‐か‥クヮ【平面化】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 表面をたいらにすること。また、たいらなものに変わること。
    1. [初出の実例]「羅馬人の橋はまことに殿堂を平面化した建築の延長であった」(出典:日本の橋(1936)〈保田与重郎〉)
  3. 物事抑揚のない変化に乏しいものとなること。平板化。
    1. [初出の実例]「時が極度に緊張し、純粋持続の速度が加速度的に圧縮される極限として、平面化された時、持続のない時が考へられる」(出典:近代文学と生活の問題(1934)〈唐木順三〉二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む