平額(読み)ヒラビタイ

デジタル大辞泉 「平額」の意味・読み・例文・類語

ひら‐びたい〔‐びたひ〕【平額】

平安時代以降、女官礼装の際、髪飾りとした平たい金具。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「平額」の意味・読み・例文・類語

ひら‐びたい‥びたひ【平額】

  1. 〘 名詞 〙 女房の額の髪飾りの一種儀礼髪上げに際して用いる。近世金銅の丸い薄板で、剣形三本を立てたのを角簪(かくかんざし)で挿して留める。
    1. 平額
      平額
    2. [初出の実例]「常の衣の上に、かいぶにからぎぬ・かうけつの衣・ひらひたいなり」(出典:中務内侍(1292頃か)弘安一一年三月一五日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android