平館(読み)たいらだて

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「平館」の意味・わかりやすい解説

平館
たいらだて

岩手県北西部,八幡平市南東部の旧村域。岩手山の北東麓にある。 1889年村制施行。 1956年田頭村,大更村,寺田村の3村と合体して西根村に,1961年西根町となった。 2005年2町村と合体し八幡平市となった。地名は天正年間 (1573~92) 一戸南部氏の支脈,一戸信濃守政包の居城した平館城に由来。主産業は農業。東北自動車道西根インターチェンジの設置に伴い,工場誘致や観光開発が進められた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の平館の言及

【館】より

…辺要では柵館ともいった。なおその立地点によって,すなわち丘陵や山丘にあるものを山館,舌状台地の先端に位置し,平地に臨むのを平館,低地に立地するものを沼館という。さらに構造上,単郭,単濠単郭,単濠複郭,複濠複郭および空濠組合郭の5類型に分けられる。…

※「平館」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

靡き

1 なびくこと。なびくぐあい。2 指物さしものの一。さおの先端を細く作って風にしなうようにしたもの。...

靡きの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android