ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「八幡平市」の意味・わかりやすい解説 八幡平〔市〕はちまんたい 岩手県北西端,青森県と秋田県に隣接する市。岩手山,八幡平など奥羽山脈の山々が連なる。 2005年西根町,安代町,松尾村が合体して市制。北上川水系に属する松川,赤川などが集まる南東部の盆地を中心に,米作,野菜や花卉の栽培が行なわれる。ホウレンソウ,リンドウは特産品。山林が大部分を占め,畜産や林業も盛ん。八幡平,岩手山観光の玄関口として知られるほか,松川温泉,藤七温泉などの温泉やスキー場が点在し,1年を通じて多くの観光客が訪れる。享保4 (1719) 年の岩手山の噴火によって生じた焼走り熔岩流は,国の特別天然記念物に指定。藤七温泉近くには,国の天然記念物に指定されている大揚沼 (おおあげぬま) モリアオガエルおよびその繁殖地がある。八幡平,岩手山を含む南西部一帯は,十和田八幡平国立公園に属する。 JR花輪線,国道 282号線,東北縦貫自動車道が市域をほぼ縦貫し,東北縦貫自動車道は安代ジャンクションで弘前線と八戸線に分かれる。面積 862.30km2。人口 2万4023(2020)。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by
日本歴史地名大系 「八幡平市」の解説 八幡平市はちまんたいし 2005年9月1日:岩手郡松尾村・西根町・安代町が合併・市制施行⇒【西根町】岩手県:岩手郡⇒【松尾村】岩手県:岩手郡⇒【安代町】[変更地名]岩手県 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by