年の内(読み)トシノウチ

デジタル大辞泉 「年の内」の意味・読み・例文・類語

とし‐の‐うち【年の内】

その年のうち年内。特に、暮れのおしつまったころ 冬》やうやく寝処ねどころ出来ぬ―/土芳
一年の間。年間
「―ゆきかはる時々の花もみじ」〈・薄雲〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「年の内」の意味・読み・例文・類語

とし【年】 の 内(うち)

  1. 一年の間。年中。
    1. [初出の実例]「大君の 任きのまにまに 執り持ちて 仕ふる国の 年内(としのうち)の 事かたね持ち」(出典万葉集(8C後)一八・四一一六)
  2. その年のうち。年内。《 季語・冬 》
    1. [初出の実例]「年の内に春はきにけりひととせをこぞとやいはんことしとやいはん〈在原元方〉」(出典:古今和歌集(905‐914)春上・一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む