年行(読み)ネンギョウ

デジタル大辞泉 「年行」の意味・読み・例文・類語

ねん‐ぎょう〔‐ギヤウ〕【年行】

山伏などが毎年行う修行
「われ―の劫を積める」〈謡・野守

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精選版 日本国語大辞典 「年行」の意味・読み・例文・類語

とし‐ゆき【年行】

  1. 〘 名詞 〙 年をとっていること。年のいっていること。年寄。〔日葡辞書(1603‐04)〕
    1. [初出の実例]「年わかくて、年ゆきのやうに。したかる風義也」(出典:評判記・満散利久佐(1656)初花)

ねん‐ぎょう‥ギャウ【年行】

  1. 〘 名詞 〙 年々の修行。山伏などの毎年行なう修行。
    1. [初出の実例]「われ年行の劫を積める」(出典:謡曲・野守(1435頃))

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普及版 字通 「年行」の読み・字形・画数・意味

【年行】ねんこう(かう)

年齢。魏・文帝〔呉質に与ふる書〕年行已(すで)に長大となり、懷(おも)ふ端なり。

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