幽深(読み)ゆうしん

精選版 日本国語大辞典 「幽深」の意味・読み・例文・類語

ゆう‐しんイウ‥【幽深】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) もの静かで奥ゆかしいこと。ひっそりとして奥深いこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「金仙一乗法、義益最幽深」(出典:三教指帰(797頃)下)
    2. 「声和かなる雎鳩の河の洲にあって楽しめる体、幽深として其器あるが如し」(出典:保元物語(1220頃か)下)
    3. [その他の文献]〔易経‐繋辞・上〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「幽深」の読み・字形・画数・意味

【幽深】ゆう(いう)しん

隠微にして奥深い。〔易、辞伝上〕其の命を受くるやきの如く、幽深ること无(な)く、に來物を知る。天下の至に非ずんば、其れ孰(たれ)か能く此れに與(あづか)らん。

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