デジタル大辞泉 「奥深い」の意味・読み・例文・類語 おく‐ぶか・い【奥深い】 [形][文]おくぶか・し[ク]《「おくふかい」とも》1 表・入り口から奥までが遠い。また、奥に入り込んでいる。奥まっている。「―・い山中」2 意味が深い。深みがある。「―・い言葉」[類語]深い・根深い・深さ・深め・深み・深遠・深奥・深層・玄奥・奥が深い・深部 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「奥深い」の意味・読み・例文・類語 おく‐ふか・い【奥深】 〘 形容詞口語形活用 〙 [ 文語形 ]おくふか・し 〘 形容詞ク活用 〙 ( 「おくぶかい」とも )① 奥のほうへ深く引っ込んでいる。奥まっている。奥まった所にいる。ずっと奥のほうまで続いている。⇔端近(はしぢか)い。[初出の実例]「おくぶかうもあらず、みな、仏に譲りきこえ給へる御座所(おましどころ)なれば」(出典:源氏物語(1001‐14頃)賢木)② 意味が深くて、なかなかわかりにくい。また、深みがあり、奥床しい感じである。表面からだけではわからない思慮深いさまである。浅はかでない。[初出の実例]「みな人さのみ知りたるに、なほおくふかき心ざまを見知りたれば」(出典:枕草子(10C終)四九)「おくふかき声なるに」(出典:源氏物語(1001‐14頃)横笛)奥深いの派生語おくぶか‐げ〘 形容動詞ナリ活用 〙奥深いの派生語おくぶか‐さ〘 名詞 〙 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例