幽致(読み)ゆうち

精選版 日本国語大辞典 「幽致」の意味・読み・例文・類語

ゆう‐ちイウ‥【幽致】

  1. 〘 名詞 〙 静かで奥深い趣。
    1. [初出の実例]「欲明訓於先賢。以鑑幽致於万古」(出典本朝文粋(1060頃)一・菟裘賦〈兼明親王〉)
    2. [その他の文献]〔王勃‐広州宝荘厳寺舎利塔碑〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「幽致」の読み・字形・画数・意味

【幽致】ゆう(いう)ち

奥深い趣。唐・王勃〔広州宝荘厳寺舎利塔の碑〕(かんこ)、坐(そぞ)ろに幽致に諧(かな)ふ。枕石漱(そうりう)の、之れに久しうす。

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