幽香(読み)ゆうこう

精選版 日本国語大辞典 「幽香」の意味・読み・例文・類語

ゆう‐こうイウカウ【幽香】

  1. 〘 名詞 〙 奥ゆかしいかおり。
    1. [初出の実例]「臨水登山且行且吟。忽聞幽香清遠」(出典:東海一漚集(1375頃)三・神山移蘭記)
    2. [その他の文献]〔温庭筠‐東郊行〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「幽香」の読み・字形・画数・意味

【幽香】ゆうこう(いうかう)

ゆかしい香り。唐・斉己〔早梅〕詩 風は幽香を遞(うつ)して去(ゆ)き 禽(とり)は素(そえん)を窺ひて來(きた)る

字通「幽」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android