幾時(読み)いくじ

精選版 日本国語大辞典 「幾時」の意味・読み・例文・類語

いく‐じ【幾時】

  1. 〘 名詞 〙
  2. はっきりわからない、また、はっきりきまっていない時刻をいう場合に用いる。なんじ。
    1. [初出の実例]「では、幾時(イクジ)頃に息を引取ったのでございますね?」(出典恋慕ながし(1898)〈小栗風葉〉二六)
  3. 多くの時。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 項目

普及版 字通 「幾時」の読み・字形・画数・意味

【幾時】いくじ

いくばくの時。漢・武帝秋風の辞〕簫鼓鳴りて、棹歌を發す 樂極まりて、哀多し 少壯時ぞ、老を奈何(いかん)せん

字通「幾」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android