広井八幡門前(読み)ひろいはちまんもんぜん

日本歴史地名大系 「広井八幡門前」の解説

広井八幡門前
ひろいはちまんもんぜん

[現在地名]中区にしき一丁目

ふくろ町筋の西、武家屋敷にあった。宝永六年(一七〇九)頃の尾府名古屋図(蓬左文庫蔵)によれば、碁盤割袋町筋西方に広井八幡があった。御園みその町筋より西側は武家屋敷が並び、その屋敷町の北端に「八幡宮 神主安井上野 三十九間半 三十六間」とある。享保八年(一七二三)町屋となった(府城志)。元文三年(一七三八)の名古屋図(名古屋市史附図)には、広井八幡門前に「八マン丁」と記され、町域は伏見ふしみ町筋からよし町筋までの間となっている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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