日本歴史地名大系 「広岡藤蔵寺裏遺跡」の解説
広岡藤蔵寺裏遺跡
ひろおかとうぞうじうらいせき
広岡の西方山麓にある藤蔵寺の西裏山(六〇余メートル)の竹林にある。
石田和尚の代(一八〇〇年頃)発見の二口の平形銅剣は川之江市や松山市のものより鋒先尖鋭で、
この平形銅剣の全長は一号四三・二センチ、二号は四〇・八センチ。ともに棘状突起が両側に付加され、非実用的で儀器として当所近傍の農業共同体祭礼に用いられたと思われる。
しかもこのように平形銅剣は県下では必ず複数で出土し、
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報