日本歴史地名大系 「広沢新田村」の解説 広沢新田村ひろさわしんでんむら 新潟県:東蒲原郡津川町広沢新田村[現在地名]津川町常浪(とこなみ) 広沢常浪川左岸に位置し、北は平堀(ひらぼり)村、東は対岸の天満(てんまん)村。貞享二年(一六八五)の地下風俗家業旧例改帳(玉木敏雄氏蔵)によれば、当新田は延宝二年(一六七四)九島(くうじま)村(現上川村)の軽辺(かるべ)沢(現刈部沢)から引いた堰によって開かれたという。三枚の高札が置かれ、うち一枚は馬継駄賃の札であり、農間に天満村へ出て賃稼をした(旧例改帳)。「新編会津風土記」に家数一四とあり、田圃は九島・平堀の二村と入交じり地界はなかった。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by