広瀬式部太夫(読み)ひろせ しきぶだゆう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「広瀬式部太夫」の解説

広瀬式部太夫 ひろせ-しきぶだゆう

?-? 江戸時代前期の浄瑠璃(じょうるり)太夫
貞享(じょうきょう)-元禄(げんろく)(1684-1704)のころに江戸で流行した式部節の祖。初代土佐少掾(とさのしょうじょう)橘正勝の門下一説薩摩掾外記(さつまのじょう-げき)の門下ともいう。短編の作品,端物(はもの)を得意とした。曲風は外記節ににたもので,河東(かとう)節に影響をあたえたという。初名は万太郎。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android