広田鋼蔵(読み)ヒロタ コウゾウ

20世紀日本人名事典 「広田鋼蔵」の解説

広田 鋼蔵
ヒロタ コウゾウ

昭和期の物理化学者 大阪大学名誉教授。



生年
明治40(1907)年7月20日

没年
平成14(2002)年2月22日

出生地
東京都港区芝

別名
別名=長 城生(チョウ ジョウセイ)

学歴〔年〕
東京帝大理学部化学科〔昭和7年〕卒

学位〔年〕
理学博士(東京大学)〔昭和18年〕

主な受賞名〔年〕
日本化学会賞〔昭和43年〕「物理化学の研究」

経歴
北海道帝大理学部助手、昭和12年講師を経て、15年満鉄入社。20年中央試験所研究員ののち、24年北海道大学応用電気研究所教授、28年大阪大学理学部教授、千葉工業大学教授を歴任。46年大阪大学名誉教授。日本触媒学会長、日本放射線学会長も務めた。著書に「反応速度」「明治の化学者」「満鉄の終焉とその後」「スキャンダル科学史」(共著)など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「広田鋼蔵」の解説

広田鋼蔵 ひろた-こうぞう

1907-2002 昭和時代の物理化学者。
明治40年7月20日生まれ。満鉄中央試験所研究員,北大助教授をへて,昭和28年阪大教授となる。のち千葉工業大教授。日本触媒学会会長,日本放射線学会会長をつとめた。平成14年2月22日死去。94歳。東京出身。東京帝大卒。著作に「反応速度」「明治の化学者」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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