広袴村(読み)ひろばかまむら

日本歴史地名大系 「広袴村」の解説

広袴村
ひろばかまむら

[現在地名]町田市広袴町ひろはかまちよう・広袴・鶴川つるかわ

能ヶ谷のうがや村の北西にあり、南は大蔵おおくら村。中世は小山田おやまだ庄内で、北条氏所領役帳の他国衆小山田弥三郎の知行分として「七貫八百五十文 広袴 同」とある。同は癸卯(天文一二年)検地のこと。天正九年(一五八一)八月一七日、小田原北条氏は広袴代官・百姓中に対して、代替り検地を行わない代償として段銭増分を賦課すると通達し、米のみでは苦労ならば黄金・永楽銭・絹布・麻・漆などで、員数相当分を納めるようにと命じている(「北条家朱印状」吉川泰長氏所蔵文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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