府社(読み)フシャ

デジタル大辞泉 「府社」の意味・読み・例文・類語

ふ‐しゃ【府社】

旧制度社格の一。府から幣帛へいはくを供進した神社県社同格

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「府社」の意味・読み・例文・類語

ふ‐しゃ【府社】

〘名〙 もと神社の社格の一つ。府から幣帛を供進する神社。県社と同格で、官・国幣社の下位郷社上位にあった。
※明治四年布告(1871)五月一四日(法規分類大全)「諸社 府社」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の府社の言及

【府県社】より

…1871年(明治4)制定の神社社格の一つ。府社,県社のこと。同年5月,政府は太政官布告で,官社以下定額,神官職制,神社規則を制したなかで,官社以外を諸社とし,それを府社,藩社,県社,郷社に区別したが,同年7月廃藩後,藩社は県社とし,また同年郷社の下に村社,無格社をおいた。…

※「府社」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」