座不冷秘法(読み)ザサマサヌヒホウ

デジタル大辞泉 「座不冷秘法」の意味・読み・例文・類語

ざさまさぬ‐ひほう〔‐ヒホフ〕【座冷秘法】

密教で、長期間にわたって休むことなく修法すること。僧の座席が冷えることがないのでいう。

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精選版 日本国語大辞典 「座不冷秘法」の意味・読み・例文・類語

ざさまさぬ‐ひほう‥ヒホフ【座不冷秘法】

  1. 〘 名詞 〙 ( 修行の僧の座が常にあたたまっているところから ) 僧が座を離れることなく、長日にわたり不断に行なう修法。座不冷御修法(ざさまさずのみしほ)
    1. [初出の実例]「成就心院といふは、愛染王の座さまさぬ秘法とり行なはせらる」(出典:増鏡(1368‐76頃)五)

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