座具(読み)ザグ

デジタル大辞泉 「座具」の意味・読み・例文・類語

ざ‐ぐ【座具/×坐具】

すわるときに敷くもの。ござ・布団の類。
《〈梵〉niṣīdanaの訳。音写尼師壇比丘びくが所持する六物ろくもつの一。座臥ざがの際下に敷く。

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精選版 日本国語大辞典 「座具」の意味・読み・例文・類語

ざ‐ぐ【座具・坐具】

  1. 〘 名詞 〙
  2. すわるときに、下に敷くものの総称
  3. ( [梵語] nisīdana 尼師檀の訳語 ) 仏語。僧が所持すべき六物(ろくもつ)の一つ。坐臥するときに敷く、長方形の布製の敷物
    1. 座具<b>②</b>〈三宝物具鈔〉
      座具〈三宝物具鈔〉
    2. [初出の実例]「講師法服 九条袈裟一条〈略〉座具二枚。〈四丈〉」(出典:延喜式(927)二一)
    3. 「なほ草深く露繁き、市原野べに尋ね行き。座具を展べ香を焚き」(出典:謡曲・通小町(1384頃))
    4. [その他の文献]〔四分律戒本〕

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