庭田郷(読み)にわたごう

日本歴史地名大系 「庭田郷」の解説

庭田郷
にわたごう

鎌倉末期には智積ちしやく御厨のうちに含まれる。「神鳳鈔」には「外宮庭田御厨三石」が出るが、庭田郷にあったのであろうか。元応二年(一三二〇)七月一日の藤原公行譲状(「綸旨口宣院宣等写」書陵部蔵)によれば、当郷は冷泉局より公行が譲られ、その死後は故中将入道(公行の弟左中将公重)に譲ることとなっていた。公重は早世したため、その息子「大納言あさり了覚」に小林こばやし郷とともに譲られた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android