庵木瓜(読み)イオリモッコウ

精選版 日本国語大辞典 「庵木瓜」の意味・読み・例文・類語

いおり‐に‐もっこういほり‥モクカウ【庵木瓜】

  1. 〘 名詞 〙 紋所の名。庵形の中に木瓜を描いたもの。工藤祐経の紋所として著名。いおりもっこう。
    1. [初出の実例]「人の紋をかへるならば御分もいほりにもっかう」(出典:浄瑠璃・曾我扇八景(1711頃)上)

いおり‐もっこういほりモクカウ【庵木瓜】

  1. 〘 名詞 〙いおりにもっこう(庵木瓜)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典 「庵木瓜」の解説

庵木瓜
(通称)
いおりもっこう

歌舞伎浄瑠璃外題
元の外題
花賊庵木瓜 など
初演
享保10.2(京・荻野梅之助座)

出典 日外アソシエーツ「歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典」歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android