康僧会(読み)こうそうえ(その他表記)Kang-seng-hui

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「康僧会」の意味・わかりやすい解説

康僧会
こうそうえ
Kang-seng-hui

[生]?
[没]天紀4(280)
中央アジアの康居 (こうきょ) 国の僧。祖先は代々インドにいたが父の代にインドシナに移住したといわれ,幼少時に両親をなくして出家した。深く経,律,論の三蔵に通じ赤烏 10 (247) 年に呉の都建業に入って,国王孫権の帰依を受けて,建初寺を建立した。ここで仏教を広め経典翻訳を行なった。これが南中国に仏教の伝えられた最初といわれる。中国に,インド風旋律で経典読誦を行なう梵唄を伝えたともいわれる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む