コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

時価発行 じかはっこう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

時価発行
じかはっこう

有償で新株を発行する場合,額面価額でなしに流通市場における株式時価に基準をおいて発行価額を決定し発行する形態。アメリカをはじめヨーロッパ諸国で広く行われているが,日本でも 1969年1月に日本楽器製造が行なって以来,次第に定着化の方向にある。 (→株式発行差金 )

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

デジタル大辞泉の解説

じか‐はっこう〔‐ハツカウ〕【時価発行】

会社が新株を発行する際、市場で売買されている株の時価を基準に、発行価格を決める方法。→額面発行

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

百科事典マイペディアの解説

時価発行【じかはっこう】

株式時価発行

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト百科事典マイペディアについて 情報

株式公開用語辞典の解説

時価発行

新株式の発行にあたって、発行価格を額面金額とせず、市場価格(時価)に近い価格で発行することを時価発行(増資)という。時価発行を公募で行う場合は、発行価格は価格決定から払込までの間に起こりうる株価変動などを考慮し、一定の日の時価を基準としてある程度のディスカウントを行って決定している。このディスカウント率は、投資家の需要動向等を勘案して決定されるのが通例である。時価発行増資を行うに際しては、発行毎に発行条件をすべて均等にし(商法第280条の3)、発行価格が既存株主にとって著しく不公正にならないようにする必要がある(商法第280条の11)。株主以外の者に対し、特に有利なる発行価格をもって有価証券を発行する場合は、株主総会でその理由を開示して特別決議を経ることが必要である(商法第280条の2および第280条の10)。

出典 株式公開支援専門会社(株)イーコンサルタント株式公開用語辞典について 情報

世界大百科事典 第2版の解説

じかはっこう【時価発行】

株式会社は増資に際して新株を発行するが,新株の発行価額をそのときの時価を基準に定める発行方法を時価発行,時価発行による増資を時価発行増資という。これに対して新株の発行価額を券面額とする場合,それぞれ額面発行,額面発行増資という。また時価と券面額の中間のある価額で新株を発行する場合,それぞれ中間発行,中間発行増資という。
[概観]
 券面額より高い価額で新株を発行する増資は,1906年ころからアメリカで実施されたと伝えられるが,詳細は明らかでない。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

大辞林 第三版の解説

じかはっこう【時価発行】

新株発行の際、その時の市場価格を基準として発行価格を決めること。 → 額面発行

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

時価発行
じかはっこう

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典内の時価発行の言及

【公募】より

…私募(機関投資家など特定少数の投資家を相手に募集)に対するいい方である。(2)時価発行(増資)のこと。公募による増資すなわち公募増資(これも略して公募ということがある)は時価発行で行われるので,公募(増資)を時価発行(増資)と同義に使うことが一般に行われている。…

【新株発行】より

…新株は,組入相当額につき無償,残りは有償で発行される(280条ノ9ノ2)。(2)公募(時価発行) 一般公衆から新株の引受人を募集する方法。市価に近い価額で発行されるから,会社は券面額をはるかに超える手取金を入手できるし,資本にはそのうちの半分を組み入れればよい(284条ノ2‐2項)から,資金コストは安くてすむ。…

※「時価発行」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

時価発行の関連キーワードエクイティーファイナンスプレミアム発行プレミアム還元第三者割当増資持分変動損益株主割当てプレミアム資本準備金新株発行額面増資取締役会安定操作公募増資会社法利回り希薄化

今日のキーワード

あおり運転

危険運転の一種で、前方を走行する車両に対する嫌がらせ行為。車間距離を極端に詰めて道を譲るように強要する、猛スピードで追い回す、ハイビームやパッシング、並走しての幅寄せなどで威嚇する、といった行為が該当...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android