デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「延円」の解説 延円 えんえん ?-1040 平安時代中期の絵仏師。藤原義懐(よしちか)の子。法成寺薬師堂の柱絵,高陽院(かやのいん)の屏風(びょうぶ)絵などをえがく。また造園にもすぐれた。現存する作品はないが,醍醐(だいご)寺の「不動明王図巻」の中に延円のかいた2童子像の写しがのこる。長久元年死去。通称は飯室阿闍梨(あじゃり),絵阿闍梨。名は縁円ともかく。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例