延友村
のぶともむら
[現在地名]岡山市延友
平野村の南東に位置。足守川を隔てて南は都宇郡、境目川を境にして東は備前国である。平野村新田分と同じく近世初頭に開発されたと思われる。寛永備中国絵図では高七二〇石余、庭瀬藩戸川氏領。正保郷帳には「水損所大」とある。「備中誌」に庭瀬より延友村舟場まで二二町とあるが、現在もある浜という地名を寛文(一六六一―七三)頃まで残った庭瀬外港にちなむものとする説がある(岡山県農業土木史)。元禄元年(一六八八)には二七石余が幕府領とみえ(「領知目録」上坂文書)、元禄郷帳では庭瀬藩板倉氏領と浅尾藩領の相給地になっている。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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