延命袋(読み)エンメイブクロ

デジタル大辞泉 「延命袋」の意味・読み・例文・類語

えんめい‐ぶくろ【延命袋】

福の神の持つ宝の袋。腹をふくらませ口をくくってあるもの。
油揚げの袋に、鶏のひき肉シイタケなどの入った豆腐を詰め、油で揚げてから煮込んだもの。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「延命袋」の意味・読み・例文・類語

えんめい‐ぶくろ【延命袋】

  1. 〘 名詞 〙 福の神が持っているという宝物一つ寿命を延ばす力があるとされ、腹部をふくらませ口をくくった形の錦の袋。また一般に、それに似た形をした袋。えんみょうぶくろ。
    1. [初出の実例]「延命袋(ヱンメイブクロ)のひもとくとく」(出典:咄本・万の宝(1780)序)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典 「延命袋」の解説

えんめいぶくろ【延命袋】

油揚げを袋状に開いて中に具を詰めて煮た料理。具にはしいたけ・れんこん・にんじん・ひき肉・豆腐などを用い、袋の口はかんぴょうで結ぶ。◇「きんちゃく袋」「宝煮」「しのだ袋」ともいう。

出典 講談社和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android