建治三年日記(読み)けんじさんねんにっき

改訂新版 世界大百科事典 「建治三年日記」の意味・わかりやすい解説

建治三年日記 (けんじさんねんにっき)

鎌倉幕府評定衆・問注所執事三善康有が記した公務日記抄。記事は1277年(建治3)1年間にわたっているが,抄録のため68日分しかない。文永・弘安の間の緊張した時局を知る好史料。抄録原本は金沢文庫より1677年(延宝5)前田綱紀の手に入り,現在尊経閣文庫所蔵。成立事情は不明,あるいは《吾妻鏡編纂のための史料か。《群書類従》《尊経閣叢刊》《続史料大成》に収載
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 青山

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む