建炎以来繋年要録(読み)けんえんいらいけいねんようろく(英語表記)Jian-yan yi-lai xi-nian yao-lu; Chien-yen i-lai hsi-nien yao-lu

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「建炎以来繋年要録」の意味・わかりやすい解説

建炎以来繋年要録
けんえんいらいけいねんようろく
Jian-yan yi-lai xi-nian yao-lu; Chien-yen i-lai hsi-nien yao-lu

中国,南宋初期の大要を記した歴史書。宋の李心伝 (1166~1243) の撰。 200巻。南宋,高宗の建炎1 (1127) 年から孝宗の乾道2 (66) 年までの 40年間を編年体 (→年代記 ) で記している。史料としては国史,日暦を主とし,稗官 (はいかん) 野史,家乗,誌状,案牘 (あんとく) ,奏議,百司題名などを参考としている。文章はわずらわしく,論は冗長で,『続資治通鑑長編』には及ばないが,南宋初期の研究には必読の書。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android