大要(読み)タイヨウ

デジタル大辞泉 「大要」の意味・読み・例文・類語

たい‐よう〔‐エウ〕【大要】

大切なところ。大事な点。
大体のところ。あらまし概要。「法案の大要について説明する」「首相発言は大要左のとおりである」
[類語](1要項要目要綱論点勘所脈所重点主眼眼目軸足立脚点立脚地力点主力重き重視要点要所ポイント要領キーポイント急所つぼ正鵠頂門の一針/(2概略概要あらまし大筋概括粗筋およそ枠組みアウトラインフレーム骨格大局大綱骨組み目安大意大略大概概況大枠あらかた輪郭縮図レジュメ抄録摘要提要梗概

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精選版 日本国語大辞典 「大要」の意味・読み・例文・類語

たい‐よう‥エウ【大要】

  1. [ 1 ] 〘 名詞 〙 ( 「だいよう」とも )
    1. ある物事なかで、特に肝要とみられるもの。
      1. [初出の実例]「大要 大切詞」(出典:色葉字類抄(1177‐81))
      2. [その他の文献]〔漢書‐陳万年〕
    2. 大体のところ。あらまし。概要。また、大きな部分を占めるもの。〔書言字考節用集(1717)〕
      1. [初出の実例]「これ半ばは、翰達の才性あるに由ると雖ども、然ども大要はその忍耐勉強なるに由るなり」(出典:西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉五)
  2. [ 2 ] 〘 副詞 〙 おおかた。だいたい。
    1. [初出の実例]「女郎のかい様女郎の取廻し、たいやふ此で有らふと、推量はすれど」(出典:洒落本・水月ものはなし(1758)上)

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