国史(読み)コクシ

精選版 日本国語大辞典の解説

こく‐し【国史】

〘名〙
① 一国の歴史。
※保元(1220頃か)中「ひそかに国史をかむがふるに、大臣誅をうくる事、其の例おほし。天竺・震旦をばしばらくをく。日本吾朝には」 〔詩経‐大序〕
② 日本の歴史。また、その記録。日本歴史。
※随筆・胆大小心録(1808)一二九「我、歌聖伝と云ふ冊を書きて大概にくはしくす。蕉中、仏氏にて国史にくらきはゆるすべし」
③ 特に、六国史(りっこくし)をさす。日本書紀・続日本紀・日本後紀・続日本後紀・日本文徳天皇実録・日本三代実録の総称。
※続日本紀‐和銅七年(714)二月戊戌「詔従六位上紀朝臣清人、正八位下三宅臣藤麻呂、令国史

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典内の国史の言及

【正史】より

…皇帝の言動記録〈起居注〉,宰相の政務記録〈時政記〉などを中心に〈日暦〉〈会要〉などの公的記録が作られ,それらを合わせて一皇帝がなくなると編年体の〈実録〉ができる。次に幾人かの皇帝の実録がまとめられて紀伝体の〈国史〉が編纂される。そして一王朝が滅びると次の王朝のはじめに,前朝の政治の得失を明らかにするため,〈国史〉をまとめて〈正史〉が誕生する。…

【歴史教育】より

…ただしヨーロッパでも18世紀に入ってなお古代史に重点がおかれており,イギリスのオックスフォード,ケンブリッジ両大学で近世史が開講されたのは1724年である。19世紀に入りナショナリズムの高揚とともに欧米諸国で自国史の研究が盛んとなり,それをもとに歴史教育は国民形成の観点から重視されるにいたった。国家の栄光,国民の道義,産業,文化,武力などの優秀性を子ども・青年に教え,国王や政府への忠誠心を持たせ,国家意識の形成をめざした。…

※「国史」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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