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建設投資 けんせつとうしconstruction investment

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

建設投資
けんせつとうし
construction investment

有形固定資産に資金を投資する設備投資の一部門。設備投資は大きく建設投資と機械投資に分けられる。建設投資は,耐用年数が長いこともあって,その循環サイクルが長いのに対し,機械投資は耐用年数が比較的短く,技術革新による陳腐化もあることから循環サイクルが短い。日本では 1960年代から 70年代初頭にかけての高度成長期から列島改造ブームにかけて建設投資が盛んになったが,1973年と 79年の石油危機以降は加工型産業を中心に機械投資が設備投資をリードした。 88年のバブル景気 (平成景気 ) 以降再び建設投資が活発化し,機械投資の増加とともに設備投資増勢の原動力となったが,91年のバブル崩壊不況に伴って設備投資も下火となった。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

世界大百科事典内の建設投資の言及

【景気循環】より

…ここでは,工場数の変動だけでなく,新しい企業の設立,既存企業の消滅など,企業数の変動も起こり,企業の産業間の移動という調整現象が発生する。それとともに,民間企業を中心とした民間部門の活動の変化に応じて,それを入れる器としての公共財,たとえば道路の大きさに変化が要請され,政府の建設投資に変動が生ずる。したがって,需要と供給との間の,第2次的調整より,より長い調整時間のかかる第3次的調整は,一国の建設資本ストックの大きさの変動,つまり建設投資の動きを通じて進行する。…

【建設機械工業】より


[概観]
 建設機械は,国土開発関連機械であるため,その発展は公共投資(治山,治水,道路工事等)および民間建設投資の動向に大きく左右される。日本の建設機械生産高は,経済の高度成長,社会資本充実のための公共投資拡大といった建設工事,土木工事の増加を背景に拡大を続け,現在,アメリカに次いで世界第2位の生産国となったが,高度成長期以降の発展スピードをみると,期間により著しい差がみられた。…

【建設業】より

…建設業の対象になるのは,主として構造物を土地に固定する工事であるが,土地の掘削や地盤の改良,設備工事等も対象になる。 日本における建設投資を建築・土木別にみると6対4程度,公共・民間別では3対7程度になっている。また国民経済的には,建設業は,国内総生産の10%強,総就業人口の約10%を占め,欧米各国等と比べきわだって高い。…

【資本蓄積】より

…粗投資から資本の損耗を差し引いたものが純投資と呼ばれる。 投資または資本形成は,実物資本の種類に応じて,設備投資,建設投資(企業の建物だけでなく,個人の住宅建設を含む),在庫投資からなる。これらは,民間によって行われるもの(民間資本形成),および政府によって行われるもの(政府資本形成)の双方を含む。…

※「建設投資」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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